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ジリリリリリッ
小鳥の綺麗な鳴き声を邪魔するかのように目覚まし時計が大音量で鳴る。
「・・・・う~ん・・・・・もう朝か・・・」
目覚まし時計を止めた後、一人の少年・・・・・・まぁ僕なんだけど
が、欠伸をしながらノソッっと体を起こす。
そして、トボトボと危ない足取りでリビングに向かう。
階段を下りると香ばしい匂いが鼻を刺激する。
「母さん、おはよ・・・」
「逸樹か・・・おはよ」
僕が目の前で朝飯を作っている母さんに挨拶をすると、一端こちらを見てから興味が無いとでも言うように適当に返事をされた。
・・・・・・僕、実の子供だよね?
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