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アタシの計画を実現させる為に、まず誰に話を持って行くか……
美紀は慎重に考える。
男子から一番の人気がある“綾”を泣かせたいと言っても、簡単には行かない。
コレは下手をすれば男子全員が綾の味方になり、アタシの考えた彼女を追い詰めるハズの決め手が巻き返しのキッカケに成り兼ねない。
失敗したら男子VS女子となるダケに美紀も人選には慎重にならざるを得ない。
「とにかく誰でも良い話じゃない。多数の男子に影響力があって、アタシ達に協力してくれそうなのは誰か?」
皆に心当たりがないかを聞く。
やはりみんな、アタシと同じような事を考えてる。浮かんだのは四名、その中で引き込めそうなのは一人ダケ。
美紀達が省いた残りの三名は、この話をした時点で綾の味方になる事が予想出来た。
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