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あれから数日が過ぎた。
美紀はクラスの男子に影響力を持つ1人の少年と接触する。
「よう佐藤、俺に話って何?」
「桑田君、単刀直入に言うけど……今アタシ達女子は大ウソ付きの信楽木綾を懲らしめてるの」
「ええっ! やっぱお前ら……しかしなんであの信楽木を? アイツは“一体”何したんだよ!?」
その質問に美紀は答えずに話を進める。
「気付いてた? なら話は早いね。君から他の男子に協力するように言ってくれない?」
「いや~ぁ、それはちょっと無理だよ……」
二の足を踏む桑田、それは当たり前の事。
彼もだが男子生徒のほとんどが憧れる“綾”に危害を加えるなど言った日にはどんな事になるか……余程のオロバカ者でもない限りすぐに解る話だ!
「佐藤さ、それヤバくねえ? 第1女子の事だろ、俺に何の関係があるんだ……」
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