オオカミ少女

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 それから数日が経ち、相変わらず美紀とは何も話さない。そればかりか他のクラスメート達の態度もおかしくなり始めていた。  そして運命の日がやってくる。  大ウソ付き!  オオカミ少女     信楽木 綾  お前とは絶交する。     クラス一同より  黒板に書かれた悪意が私の目に映る。何故……ウソ付きとか絶交とか言われなきゃいけないの?  さすがの綾も混乱した。  どう言う事なのか美紀に尋ねると。  「お前もうアタシに話し掛けるなよ、ウソ付き! オオカミ少女ゎさ……らしくてらしいホラでもふいてろ!」  「いつ私がさ、こんな事を言われるような事をした? 美紀ちゃん、答えて!」  綾が必死で美紀に問い質すと“約一名”を除いたクラスの女子から激しいブーイングを浴びせられた!?
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