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美紀の提案を聞いた一同は、それの実現が一番だと言う結論になり、どのように進めていくかの具体的な計画を作成していった。
「今回で信楽木を追い詰める」
何より怖くて警戒すべき、見えざる悪意が笑顔を浮かべる幼い少女達の手により造られて行く。
綾の預かり知らぬ所で緩やかに。
相手にするのもバカらしい他愛のなかったイタズラが、看過出来ぬ事態への進化を遂げる。
綾は決して油断をしていたのでもスキを作った訳でもない!
ただ底のない悪意が予測不能な事態を生み出して生じた誤算があったダケで……
黒板にクラス一同と書かれていても、実質女子だけで行われていたダケの軽い祭に、まさか男子まで加わると綾は思わなかった。
美紀達の始めたカーニバルが陰湿なモノへと姿を変える。
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