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「あったりめーよ!!」
「フフフ。章俊は相変わらずだね」
それから、晃と章俊、静香の三人で雑談をして、授業を受けて、何気ない一日が過ぎようとしていた。
PM11:00。
晃は、自室で支度をしていた。冷え込むのを覚悟で、防寒着を着用し財布に携帯を持ち、家を静かに飛び出す。
(寒いなぁ~)
晃の予想通り外は寒さに包まれており、息が白い。
だが、我慢!!
晃は自分に言い聞かせ、ゲーム屋に向けて足を急がせる。
「マヂかよ…」
数十分走ること、晃はゲーム屋に着いたのだが、先客がいた。
晃は最後尾に並び、腰を下ろす。前列には約10人の人が並んでいた。
「はぁ~」
ふと、ため息をつく。理由は簡単だ。前列には10人もの人がいる。
『SKILL=GAME』には、数が限られている。
このゲーム屋に、晃が買えるだけの数があるかどうか。
晃はそれが心配なのである。
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