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空が泣くのを 悲しむかのように 君が雨をふらした   空が流す涙を 隠すかのように 君は雨をふらした   空の流す涙が ふえるにつれ 君は 強く、やさしい 雨をふらした   まるで 全てを 洗い流すかのようで とても 輝いていた   しばらく 泣き続けていた 空が 泣き止むにつれ 君が降らす 雨も しだいに弱まってきて   君の周りを やさしい空気が つつんでいて 君がキラキラしてて   輝く君が  虹をかけた。   それを見て 空が笑った。               『もぅ、大丈夫。』    
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