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バタン!
「凛!」
部屋に残っているのは、私と昨日一緒に合コンをした男の人が一つのベットに...
こんな状況を見たら誰だってああなるよね...
今、部屋を出ていった凛と私は付き合っている。
彼女も私も女。きっかけはどうだったか覚えてないけど、私たちの関係は順調だった。
でも、私の軽率な行動のせいでこのような事態を招いてしまった。
「最悪だ....」
頭を抱えていると、隣の男が起き上がって私に抱き着いてきた。
「別にいいじゃねぇか。大丈夫だろ」
大丈夫じゃない...そんな簡単な問題じゃない。凛と私がただの友達だったら話は別だけど。
とりあえず、男を帰してから凛に電話を掛けた。
プルルルル プルルルル プルルルル
"ただいま電話に出ることが出来ません用件のある方はピーという音の後にメッセージをどうぞ"
機械的な女性の声の後にピーと音がした。
「凛、話がしたい。会いたい。」
自業自得だって分かってるけど凛とは離れたくなかった。やっぱり好きだから。
でも、いくら待っても凛からの連絡は無かった。
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