送信MAIL1:木野原 あやめ

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「……あちゃ~」 そう言って私が頭を抱えたのと、 「ゆ、結花ちゃんが私をバカって言ったぁ…」 今にも泣き出しそうな…… 「う、うぅ…うわぁあああーっ!!」 ……じゃなかった。 結花が泣き始めるのはほぼ同時だった。 「結花、容赦無さすぎ。あやめがこうなったら面倒なのわかってるくせに…」 「……だから何?」 そんな文句も、結花はお構いなしらしい。 ホント、対照的な2人。 なんて思いながら、私は肩をすくめた。 「う…うぅ…バカじゃないもん…っ!」 わんわんムダに泣き散らすあやめを尻目に、私は辺りを見渡す。 そして、遠くにいた1人の男子を見つけると、私はそいつの名前を呼んだ。 「瀬川(セガワ)ー!」
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