~ 女神が目覚めた日 ~

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「わ~、ここがみーちゃんの部屋?」 「凄いポスターの数ですね……」  部屋の中に入った二人は、壁のポスターや、山積みの設定資料、棚には現在五巻まで発売されているDVDが、所狭しとある事に、驚いていた。 「凄いでしょ!!」  私が自慢気に言うと、 「単に片づけ下手なだけじゃん!!」  絶妙な《フィオレンティーナ》のツッコミ――。  右拳を握り締めながらも、肩を震わせ必死に耐える大人な私。 「どうせエンドレスで、解説しながら見るんでしょ! 《イレーネ》《シーガル》《レイチェル》、あたし達はアッチでお茶でもしよ!!  ここに居ると、頭の中汚染されちゃうよ!!」 「そうですね~」 「言えてますね……」 「――うん」  四人は、その場に主人達を置き去りに、各々(おのおの)その場から、消えていった。
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