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「面白いかどうかは判らないんですけど～……。
近頃双子惑星に、あらゆる電子部品や、兵器開発に使用される大量の鉱物、そして有名な科学者や技術者が、行方不明になっているなんていうニュースが耳に入ってくるぐらいですかね～」
「――長々と御高説頂いたけど、ちっとも面白く無いじゃない!!
思わず寝ちゃうとこだったわ!!」
《イレーネ》の、のんびりした口調だけならまだしも、更に私の興味が全くといって良い程有り得ない情勢や、ニュースを聞かされるとは――。
「姫様。
たまには情勢やニュースにも目を向けないと、精霊都市の姫様としては、まずいですよ」
「――同感……」
「外野は黙ってなさい!!」
「――やっぱり似た者同士ですね～」
「……」
トドメとばかりに《イレーネ》が呟いた言葉に、二の句が告げない私だった。
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