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「アホ面下げて、素っ頓狂な声でハモってるんじゃないわよ!
兎に角、このままじゃ都市の危機なのよ!!」
彼女の切羽詰まった言葉に、《アホ面》と言われた事も忘れ、
「早く避難しなきゃ!」
私達は取り急ぎ、必要な物をバッグに詰め込み、避難の準備を始める。
バタバタとする室内で、《フィオレンティーナ》達は、意を決したように頷き、私達にこう告げた。
「アンタ達、アイツと戦ってくれない?」
「ふぇ?」
唐突な言葉に、思わず私から出た言葉が、これだった。
「馬鹿言ってんじゃないわよ!
花も恥じらう女子高生が、どうやってあんなのと戦うのよ!!」
流石の二人も、私の言葉に頷いた。
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