しょっぱい話。

2/6
前へ
/6ページ
次へ
去年私の身に起こったことです。 去年私は親元を離れて一人暮らしをしていました。 その時の私は過労で通院したり等の身体的な疲れと、ある上司から受けていたパワハラで精神的にもボロボロでした。 上司が近寄ると過呼吸状態になってしまう事態になり、迷っていましたが仕事を辞めることにしました。 そしてその日は職場の仲間と行った飲み会の後のことでした。厳しい環境の中、全員が一生懸命働いた仲間でしたので気持ちが押さえられず、私は大いに飲み、皆でやけくそにはじけました。 『辞めるなよ、無理だよ、アイツの下じゃ無理でもこの会社で頑張るって約束したじゃん、ごめん、よく頑張ったよ、んなこと無いよ、もうこれ以上頑張らなくていいよ、どこでも頑張るよ、寂しいなぁ、寂しいよ---。』 複雑な気持ちがお酒と共に解放されたけれど、溢れてどうにもならない。そんな夜でした。 そして家に帰った後も、私は気持ち悪さで眠れずトイレで戻していました。 ちょうどその時インターホンがピンポンと鳴りました。 普段なら出ないのに、その時は何を思ったのかドアを開けました。
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加