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「こいつな、小倉宮ってゆーねんな!めっちゃ、ダサ男やけどな、かなりモテるし、これでも学年成績トップやねん!」
「へ~すごいんだね~。」
「だから、学年成績1位の小倉の横おったら、あいつら指導部のやつも、あんま怒らんねん!」
「なるほど~。って竜くんひど」
「やろ?羅夢もそう思う?竜ひどいねんで~」
いきなり小倉くんに呼び捨て
されて、ちょっと照れて
顔が赤くなってしまう
「えっ?何?羅夢ってそんな美人で余裕な顔しとって意外に照れ屋?かっわい~」
「小倉くん、からかわんとって」
ふくれっつらになる私に
小倉くんは笑いながら
頭をポンポンとして
自分の席についた。
また…ドキドキしてる。
「え、まさか羅夢、小倉っちに惚れた??」
「…かもしれない。」
「マジ~!?」
「しっ静かにしてよ!」
私は、今まで
オドオドした男とか
必要以上にさわってくる男とか
そんな人しか知らなかった。
だけど、小倉くんは違った
私を求めてないし
ただ、優しく接してくれるから
そんなとこに惚れたのかも
しれない
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