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すると後ろから走る足の音が聞こえる。
「やぁ、健護」
「!……なんだ、修平か」
「いきなり話し掛けてくるから驚いたぜ」
「ごめんごめん」
今話しているのは竹崎修平だ。幼稚園から幼なじみの親友だ。
「それで、健護は今帰り?」
「ん?ああ、漫画買ったんだ」
「何の?」
「禁書」
「そうなんだ。そういえば明日テストだね」
「ハハ、ワロス」
「○の○が?」
「こんなに○愛いわけがない」
「やっぱ健護オタクになったんじゃない?」
「そうか?俺は全く自覚ないんだが………。それよりお前もオタクだろうが。」
などと俺達は他愛のない会話をしながらともに家へ向かって行った。
この後あんなことが起きるなんて知らないで。
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