糞貴族の街へ行こう

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あの後、奴隷の方々の首輪を某不幸青年の幻○殺し(イマ○゙ンブレイカー)を使って首輪を破壊した。 奴隷の方々がまたしても固まったのは言うまでもない。 ちなみに奴隷の首輪の説明 赤と黒によって構成されたチョーカーみたいなものだ。 この首輪に魔力を込めた者が奴隷の主人になる。 この状態で人の首にはめると付けられた人は魔力を込めた人の命令に逆らえなくなる。 実際逆らうことはできるのだが、この首輪には毒針が仕込んでおり、主人が首輪に魔力をもう一度流すと首輪から毒針が出る、という仕組みになっている。 この首輪の場合、外す手段はない。(基本的に) そして元奴隷の方々にこの館の貴族の死亡を伝えると皆は歓喜の声を出した。 そして各、人を強制転移を使って戻した。 だが、一人だけ帰る場所が無かった。 年齢は十四歳で俺と同い年。珍しい銀髪セミロングの大人しい子だ。 身長は俺より少し高いが……… 村を攻め込まれて村の住民を全員殺されたあげく、連れ去られて奴隷にされるという皮肉な話だ。 そしてどうするかを悩んでギルドマスターに拾わさせるか?、とも考えたがこの子は王道主人公ではなかったから無理だった。 そして俺はずっと考えていた。
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