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それから一週間が経ち
今日は週一度の
家庭教師のバイトの日。
しかし、康平は行く事なく
真っ暗になってから自宅を出て
繁華街をブラブラしていたのだ。
バイトを無断でサボる事なんて
今まで一度もなかった。
ただ意味なく街中を歩いていると突然、知らない中年の男に
声を掛けられた。
「お兄さん、ちょっとお話聞いてもらえませんか?」
「あ?俺に言ってんのか?」
鋭い目付きで
相手を睨み付けながら言う。
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