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ついさっき夢をみたせいか、今回の夢は映像がなかった。
だが何処かから声が聞こえる。
?「生体F38番が目覚めそうです!どうしますか?目覚める前に殺しておきますか?」
?「いや、ここはもう一回強めの睡眠薬と発夢薬を投与しよう。中間期はまだまだ先なのだが、寿命が短いのか?とりあえず目覚めそうになった前後の記憶を書き換えよう。」
?「多分、そうでしょう。では私は医者に先ほどの薬を頼んできます。」
?「うむ、よろしく頼むぞ。こいつは我らの…」
その声が聞こえた後、伊藤は再び目が覚めた。
ちょうど四時間目が終わって昼休みに入った。
今日、伊藤は急ぎすぎて弁当を家に忘れたので近くのコンビニでおにぎりを買って食べたあと、また寝ることにした。
いつもの机に肘をついて寝る姿勢を作ったとき、頭の中で何か音がした。
気づくと彼は自宅のベッドの上にいた。
そして太陽が彼の顔を照らしていた。
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