プロローグ

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~魔界~ 「なん・・・・・・だと・・・・・・」 俺は思わず絶句した。 いや、そうせざるを得なかった。 「・・・・・・俺の大好きな・・・・・・つるつるぺったん幼女が・・・・・・」 「あ?wどうした同胞よwww」 絶望している俺を見てきさくに話しかけてきたのは、悪友の粟生木(あおき)だ。 普通、青木とかだよな?www でもこいつは粟生木www 「これを見てみろよアホ木www」 「ほほう」 アホ木と言ったことに関しては突っ込まないんだな。 「・・・・・・なん・・・・・・ですと・・・・・・」 アホ木もまた同じように絶句している。 「見ろよ・・・・・・また不謹慎太郎だぜ」 俺はぽつりとつぶやく。 現在、事実上日本を支配していると言える人間・・・・・・ 東京都の都知事である 誠不謹慎太郎(まことにふきんしんたろう)の魔の手が、 またもや人々の自由を1つ奪ったのだ。 『ロリコン撲滅条例』 どうやら、ロリコンは無条件で死刑になるらしい。 逮捕されて。問答無用で。 「なんだよこれ・・・・・・俺とか現世にいたら死刑だってよwww」 「うむ、俺には関係ないがお前にとっては重要なことだなwww」 「全く・・・・・・アホ木はおかしすぎるぜ。胸は小さい方がいいに決まってるだろ?www」 「黙れ、 こ の ロ リ コ ン め 」 「褒め言葉だ・・・・・・」 こんな下らん会話をしていた次の日だった・・・・・・ さらなる絶望が、 俺たちを襲った・・・・・・
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