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俺の願いも虚しく、村人は縋る様な目をして、リンクの手を取った。
*「あの、お願いが…」
リンク「お願い?」
…何故だろう。
面倒な事を頼まれそうな気がする。
*「私からは…
あの、村長にあって頂けないでしょうか?
貴方達の様な、お強い勇者様にしか頼めないのです」
待て、待て。
何故、俺達が強くなる。
あんたは俺達が戦っている所を見たのか?
残念だが、此処に来るまでで、戦った記憶は無い。
逃げ続けていたんだ。
リンク「よし、分かった!
任せろ!」
アイク「お、おい!」
リンク「さぁ、アイク。
行くぞ!」
村人よ!
あんたは見る眼がないな。
勇者と言う、肩書きだけで強いと判断するな。
こいつは自称勇者だ!
強くも何ともない!
紙レベルの弱さだ!
こんな奴に、何を頼むつもりだ!
と、心の中で叫んでも仕方ない。
俺の体はリンクに引きずられ、村長がいる家へと連れていかれた…
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