18人が本棚に入れています
本棚に追加
村長の家の扉を開けると、一人の老人が出迎えてくれた。
60代半ば、と言った所か…
人当たりの良さそうな、お爺さん。
*「お待ちしておりました。
奥で村長がお待ちです」
村長じゃ無いのか!!
少し、騙された気分になりながら、爺さんの後に続く。
通された部屋に居た、老人。
ソンチョウ「おお、貴方達が伝説の勇者様ですね!」
…何故だろうか。
話が段々とデカくなっているのは…
一体、誰が村長に間違った知識を植え付けた。
何が伝説だ。
まだ、俺達は旅立って1日も経っていない。
それともなんだ?
こいつの血族は代々勇者だとでも言うのか?
それこそ、有り得ない話だ。
リンク「伝説だなんて、そんなぁ~」
ソンチョウ「またまた、ご謙遜を」
…色んな意味で、リンクは伝説かもしれない。
一人、納得しながら、村長の話を聞く。
ソンチョウ「実は…この村には魔物が居るのです」
リンク「魔物!?
どんな?」
ソンチョウ「十年前の事です。
魔力の塊…とでも言いましょうか…
兎に角、強大な魔力の持ち主で…
我等でやっと、魔封じの洞窟に封印したのです。
しかし、その封印が近年、弱まってきて…」
…村長は本当に困って居るらしく、頼み込む様にリンクの手を握る。
最初のコメントを投稿しよう!