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ソンチョウ「奴が復讐に、この村を襲うのではないかと、村人も不安で」
要するに、魔物退治をしろと…
そんな、回りくどい事を言わなくても、正直に言えば良い。
今のこいつなら、どんな願いも叶えるだろうからな。
恐らく、その話も…
リンク「分かった!
任せろ!」
ほら…な…?
ソンチョウ「流石は、伝説の勇者殿!
では、今晩は我が家に泊まって下さい。
明日の朝、魔物退治に出掛けると良いでしょう」
リンク「マジか!!
やったぜ!!」
つまり、逃がさないと。
言いたいんだろ、村長よ。
まぁ、宿代が浮くのは助かるが…
*「こちらです」
入口で迎えてくれた老人に案内され、俺達は客室に向かった。
…いつもより、テンションの高いリンク。
あんたは遠足前の小学生か。
と、突っ込もうとしたが、止めた。
こいつの知能は小学生並という事に気が付いたから…
今夜は無事、眠れるだろうか?
無駄に悩みが増えてしまった気がするが…
まぁ、良いだろう。
俺は明日の朝に備え、道具類の確認を始めた。
リンク「うぇ…
薬草ってまずいなぁ…」
アイク「………」
薬草は摺り下ろして外傷に塗る物だと、教えた方が良いだろうか…
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