貴女は何故…?

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扉の前に立つと幽かに音楽が流れていた、何の歌かどんな曲かは解らなかった。そして振り返るとたまきは「貴女の旅がいい結果になる様に祈っているわ」 そう言って白い頬をほんのりと赤らめて手を小さく振った、寂しがりで勉強家な彼女と別れを告げた後にゆっくりと私は重たい扉を開けた。 そして其処に待ち受けたのは爆音の鳴り響くオーケストラだった。
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