貴女は何故…?
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「好きなもの…?」 私は正直に言うと返答に困っていたのだ、私は何が好きなのだろう…言葉も何も出ずにただ唇だけが震えた 「何もねぇんだな?」 緩慢にガンタは喋った、すると手を取って私を階段に連れ出して観音開きの木の扉の前まで連れ出した。 その道のりまでは小さな滝や光の粒が美しく、ため息が出てしまうぐらいだった。
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