2人が本棚に入れています
本棚に追加
『白い花、赤い花』
その吐息は、
ふたりを昂らせるために…
その口唇は、
ふたりをとろけ合わせるために…
その細い腕は、
ふたり抱き合うために…
冷たい君の首筋は、
甘くて切ない香り…
柔らかな君の髪は、
この指を絡ませる…
この熱い胸は、
君を欲しがり焦がしている…
愛が足りないほどに、何度も口づけて…
愛が足りないほどに、何度も愛撫して…
愛が満ち足りるように、きつく抱きしめて…
…愛しい君…
白い花と赤い花、
そっと、吐息にのせて…
最初のコメントを投稿しよう!