7277人が本棚に入れています
本棚に追加
「優姫さん、大丈夫ですか?」
「何がふーふよっ!
私の事なんてすきじゃないくせにっ!」
「酔ってます?」
苦笑い混じりの困った顔が私を覗き込む。
「リコンしてよっ!」
…あんたなんて困ればいい
「………何がふーふよ…
バカ、ナルシスト、悪魔、……私の夢を返してよっ!
私じゃなくてもいいなら、他のおじょーさまとケッコンすればいいじゃないっ!」
…情けない顔、もっと困ってよ
「…………ほんの少しでいいから……」
…私の声を聞いてよ…
「…ふーふだって言うなら…」
「………ほんの少しでいいから、
…私を、愛してよ……」
…誰でも良かったなんて言わないで、
嘘でいいから、私だから結婚したって言ってよ
「そーいちさんのバカ、………だいっきらい…」
「私が貴女を愛したら、貴女は困るでしょう?」
………困る、
「…でも、………さみしー……」
最初のコメントを投稿しよう!