第 七 話

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彼の部屋、 彼はベッドの縁に腰掛け、何故か私を凝視、 私はベッドの上、刺さるような視線が居心地悪く、膝に乗せた手を凝視。 ……何でそんなに見るんですか? …居心地が悪い 「…部屋へ」 戻りますと続く筈の言葉は彼によって遮られた。 「昨夜の事はどこまで覚えていますか?」 …どこまで… 「総一さんと食事をしていた事は覚えています」 …後半部分が全く思い出せないけど… 「では、泣きながら私におっしゃった言葉は覚えていますか?」 …泣きながらっ?! 私、泣いたのっ?! っていうか、泣きながら私は何を言ったのっ?! 記憶にない事柄に真意を問うように彼を見ると、彼は小さく溜め息を零した。 「その様子ですと、やはり覚えていないのですね」 …昨日の私っ!一体何をしたのーっ?! 「…あの、…私は、昨夜何を…?」 知りたくない気持ちと、聞かなきゃいけないと思う気持ちが攻めぎ合う。  
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