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布団をソファに置き、ダイニングテーブルのノートを手に取る。
頁を捲れば新しい日記が書かれてあった。
【おはようございます】
書き出しはやっぱり同じ。
「おはようございます」
【昨日は楽しかったようですね。】
「あ、いつもと違う」
【私は甘い物はあまり得意ではありませが、優姫さんのお勧めなら一度食べてみたいですね。
今度お店まで案内して下さい。】
「……案内…?
私が?貴方を?
…それって、一緒に行くって事…?」
浮かんだ疑問を即座に手を振って否定する。
「無い、無いっ!
ただの社交辞令よ」
【優姫さんはお酒を召し上がるのですか?
仕事柄ある程度お酒には詳しいので、優姫さんがお好きなら私のお勧めを何本かプレゼント致します。
どんな物が好きか今度教えて下さい。】
「取り敢えず今日の日記は会話が成立した感じ?」
【最後に、リビングで寝ては風邪を引いてしまうので、寝る時は必ずベッドへ行って寝て下さい。】
「…はい」
情けなくて思わず返事を返してしまった。
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