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童謡のクライマックス
やり過ごす未来の残像を振り払えなくて
今を無下にする
そんな二重の落胆を何が誰が相手してくれよう
素っ気ないけど故に安堵する夜に投影して内情は懇願する
感情の海で救った泥
投げた僕は混沌の中生きている
僕はこの世界で僕を作り僕のために僕を費やさなければ
比喩が滅び揶揄はつぐんだ今、消去法で残った瞳は初めての涙を流した
さすらうには退屈すぎて真摯に向き合おうにも誰もいない
一段降りようか
一段登ろうか
きっと人は身勝手だから
世に倣えばいいから
駆けて
永遠に続く窓の無いビルで
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