プロローグ

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白いスーツを着た男は腰に手を当て、目の前の男に向かって言った。 「ぬぁ~はっはっは年貢の納め時だ!」 白いスーツの男は仮面ライダーのような変身ポーズを決めると、 「スーツは白だけどブラックのタマ!」 続いて右隣りの黄色いスーツの男もポーズを決め、 「イエローのミケ!」 さらに続いて紅いスーツの男までもポーズを決め、 「レッドのトラ!」 三人は声を合わせていった。 「三人そろって黒猫ヒットマンズ!」 「きまった…」白いスーツの男が呟いた。 目の前の三人を見て男は思った。 ──なんだ、こいつら…変態か? タマは拳銃を懐から取り出すと男に銃口を向けた。男はようやく命を狙われていることに気付くと「アッ!」と三人の後方を指差して言った。 三人は釣られるように後ろを振り向いた。
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