mission2

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黒猫商店街会議室。 越坂部は瞼を閉じ腕組みをして膝をゆすって黙ってソファーに座っている。その様子を越坂部と対面するようにソファーに座ったまこと、龍二、さくらが見詰めている。 越坂部はゆっくり瞼を開けると深く息を吐き「絶対にだめだ!」と言って三人を睨みつけた。 まことが上目遣いで言った。 「でも…さくらちゃんがいなかったらミッション失敗だったんですよ…兄貴」 龍二が越坂部を刺すような目で見ながら言った。 「そうっすよ、兄貴」 越坂部は黙ってしまった。その件に関しては何も言えなかった。 さくらが黙ってしまった越坂部を見て言う。 「パパ多数決で決めようよ!あたしが黒猫ヒットマンズの仲間になっていいのかダメなのか、ね」 越坂部はしばらく考えて、さくらの黒猫ヒットマンズ入りを阻止するには仲間からの反対が出たほうが、諦めがつくのではないかと考えた。まことや龍二もああは言っても反対するように指示すれば従うに違いない。 「よっ、よしいいだろう!多数決だ!」
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