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時刻はもう夜8時を回り、そろそろ帰らないと親も心配する時間だ
「涼ちゃん、そろそろ帰らなきゃだめだよね・・・・?」
千秋は寂しそうな表情を浮かべ、聞いてきた
「ああ、そろそろ帰らなきゃ・・・・・」
千秋は両親が亡くなってから一人ぼっちで、この無駄に広い家に住んでいた
記憶をなくしたこれからもたった一人でこの家で生活していかなきゃいけないんだ・・・・
「あのさ、もしよかったら・・・・・ 俺ん家に一緒に住まないか? こんな状態の千秋をこんな広い家に放っておくの、不安なんだ だから・・・」
「え・・・・・そんな、ホントにいいの?」
「ああ、むしろ千秋がいつも近くにいてくれたら嬉しいよ ていうか千秋はそれでいいのか?」
「もちろん! ホントに嬉しいよ! ありがとう!」
「そっか! じゃあ・・・・改めてよろしく!」
「うん、こちらこそ!」
こうして、俺と千秋は同居することになった
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