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「ハンターってなんッスか?」
「あれ?ペンギンさんそんなことも知らないの。ププッ」
「わ、笑うなッス!知らないものは知らないッス!」
少年にバカにされて多少ムカムカしているプリニー
「…おぬしは、もしや他の世界から来たものなのかのぅ」
「…もうちょっと早く気づけなかったんッスか」
だが、ムカムカしていたのに向こうが別世界から来たことを知らなかったのを知り、呆れた。
「す、すまん。儂は見たことない生物だったからハンターズギルドで確認してもらおうとしたのじゃが」
「それって明らかに俺を売ってるッスよね」
「…ち、違うのじゃ!それは誤解じゃ!」
もういいかとため息をついて一度冷静になるプリニー。
プリニーはその後、ハンターとは何か、具体的に何をすればいいかなどを聞いた。
もしかしたらラハールの手がかりにもなるかもしれないと信じて。
「かくがくしかじかって訳じゃ」
「いや、意味分かんないッス」
「じゃあ、本当に…えぇっと──」
「プリニーっす」
「そうそう。プリニーじゃったな。おぬしは儂に協力してくれるのかのぅ」
「こっちもラハール殿下を探すという条件付きなら協力するッス」
「ふむ。了解した。ではそういうことで儂らははれてハンター仲間と言う訳じゃ」
交換条件ではあったがお互いに納得がいくようで交渉は成立。
プリニーとグラマーな女性、ラビはハンターになると決意したのであった。
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