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プリニーとラビ、それとおまけでラビの弟、ラグナはハンターズギルドまで来ていた。
ハンターズギルドは中は広く、温泉まで確保されていると言う異例の場所だった。
ラビ曰く全国のハンターズギルドの中ではここだけだそうである。
他にもカウンターがあり、二人の女性がプリニーたちを出迎えた。
「ようこそ、ラビさん。今日のお仕事はどうされますか?」
「いや、そうじゃなくてじゃのぅ──」
「そういえば今日もまた大胆ですね」
「べ、別にわざとやってる訳じゃないのじゃ」
ラビはピンクの服を着た女性となにか話し始めた。
「あのー、ラビさーん?聞いてるッスかー?」
「あぁ、ああなっちゃったらしばらく無理だよ」
こうなると長くなるのは必然と知っているラグナはプリニーを連れて温泉へと向かった。
「ここに入っていいんッスか?」
「ん?どうかしたの、ペンギンさん」
「お湯に浸かる…なんて今までは考えられない事だったッスからなんだか嬉しいッス」
そう。
プリニーたちは19時間労働が基本であるため、お風呂にはいる時間なんて一切ないのだ。
なのに、温泉なんて極上なものには入れるなんて…来てよかったッスと思うプリニーであった。
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