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「ハーッハッハッハ!」
響き渡る甲高い高笑い。
ここは魔界。
そしてこの魔界を統べる魔界の王がこの、ラハールである。
まだ幼さの残る顔だがしっかりと魔王を勤めているので驚きだ。
赤いマントをたなびかせ今日も高笑いしている。
もはや趣味のひとつであろう。
「おいプリニー!今日の晩飯はまだか!カップラーメン以外のものを出せ!」
「ひ、ひぃーッス!了解ッス!」
彼ら、プリニーとは外見はペンギンのようだが腰にポーチをつけており、お金以外何が入っているかさっぱり分からない。
そんなラハールだが、こんな生活に飽きていたのかこんなことを言い始めた。
「プリニー共!少しの間魔界を留守にすることにした。どこにいくか分からんがその間さぼるんじゃないぞ!後、エトナたちにもうまく言っておけ」
とだけ言い残し時空の渡し人のところへ歩いていった。
「で、殿下!それはまずいッス!!」
あるプリニーはそれを止めようと必死にあとを追った。
「門番!別魔界への扉を開いてくれ」
「かしこまりましたラハール様」
その門番、髪は長く金髪で黒い服を着た僧侶は時空の門を開き場所指定を行った。
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