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大島恵梨、15歳。
今日は柚禾高校の入学式。
うは~っドキドキする…。
てかイケメンいるかな?
違った意味でも高鳴る胸を抑えながらも
同じ中学だった中野楓に電話を掛ける。
「…あっなかちゃん?
今日何時に原田商店前待ち合わせ?」
『8時30分!
えりおくれんなよ?(笑)
お前遅刻魔だからさ』
「あははっうるせ!
ちゃんと時間通りいくから安心しなさい♪
んじゃまたあとでね」
『はいはい、じゃあねー!ピッ』
まだ真新しい赤いデザインの携帯を
汚れ一つない新品のスクールバックにそっとしまう。
自然に笑みがこぼれる。
「やーばいっ!
どうしよう楽しみすぎるっ♪」
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