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「……それで、RISEがどうした？」
とにかく話を進めよう。
で、今のやりとりを進藤の頭から消し去ってしまおう。
心拍数は上がったままだったけど、声だけは冷静を装うようにして進藤に問いかける。
すると、待ってました！とばかりに進藤のマシンガントークが再開されたのだった。
「俺さ、RISEの大大大大大ファンなんだよね！ いやぁ、かっこいいよなー、あの２人！ 女ウケ間違いなしの王子様キャラと、男ウケ間違いなしの爽やかクールキャラ！ ってかさ、カズの金髪ってなんであんなに綺麗なの！？ あれって地毛！？ じゃないよな！？ 日本人……だろ！？ 日本人であの色が似合ってるのってカズくらいだよなーっ。いや、ハルも染めたら意外に似合……だめだ！ ハルまで染めたらキャラかぶるじゃんね！ やっぱりハルは黒髪でＯＫっ！ あ！ あの２人と偶然会ったりしたらどうするよ！ やっぱあれだろ、サインだよなサイン！ いや、その前に握手して、って……もう一生手ぇ洗えねぇ！！」
いや、汚いから洗おうな。
口に出してつっこむと、このマシンガントークに油をさすだけのような気がする……。
とりあえず聞き流しとこう。
それが最善だ。
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