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それからしばらく続いた進藤のRISEトークに適当に相槌を打ちながら歩いていると、ふわっといい匂いが漂ってきた。 ああー、なんか幸せだ。 学校であったかいご飯食べれる日がくるとは思ってなかったからな。 今まではずっと売店で売ってるパンか弁当だったし。 食堂が近づくにつれて、進藤のマシンガントークもだんだんと落ち着いていた。 表情には出さないが、心の中でかなりほっとしたのは言うまでもない。 「なんか、食堂くると余計腹減ってくるよなーっ。何食べよ」 まだメニューも見てないのにカレーやらハンバーグやら白身フライやらを口頭で並べていく進藤は、恐らく食堂のメニュー全制覇とかしてるんだろうな。 「あ、三崎。メニューだったらなんでも俺に聞けよっ。全メニュー制覇してるから! 博南のことなら俺に聞けーっ!!」 あぁ、やっぱりもう制覇してるんですね。 腰に手を当て偉そうに……いや、満足げに言う進藤を見て、俺はもう苦笑するしかなかった。 しかも、最後らへんスケール大きくなりすぎて意味わからん。 ツッコミ所は満載。 でも、進藤にツッこむと負けな気がするのは何故だろう。 あぁ、余計な体力消費することになるからだな。 そう自己解決して。 俺は食堂の中へと足を踏み入れた。
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