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「へぇ、やっぱり見た目を裏切らないのね。つまらないわ」
一瞬、４人の間に流れる空気が冷たくなった。
目の前の食事にがっついていた進藤でさえ、ハンバーグが刺さったままのフォークを食器の上に落とす始末。
「……な、んて？」
突然のことに思考回路が止まっていた俺がやっとのことで口を開くも、この事態を引き起こした張本人は、素知らぬ顔で昼食に手をつけていた。
確かに挨拶は素っ気なかった。
それは認めよう。
でも、なんだかものすごく失礼なことを言われた気がする。
「た、環っ！ ごめんね、はるちゃん。悪気はないっ……」
「あら、私は思ったことを口にしただけよ」
慌ててフォローする柊の努力も虚しく、やつはサラッと毒を吐く。
目の前の進藤はというと、隣に座る彼女に対して為す術もなく、相変わらず１人でガチャガチャと慌てていて。
頼れるやつはいないと悟った俺は、改めて斜め前に座る彼女を見据えた。
「千佳が騒ぐから、どんな人が来たのかと思えば」
はぁ……と、わざとらしく吐かれたため息から感じるのは、明らかに俺に対する嫌悪、挑発、牽制。
ん？
あれ、なんかこの感じ。
デジャヴ……？
「あの、チョコレートパフェ好きだったりす……」
「好き？ 愚問ね。むしろ愛してるわ」
「……」
一磨２号きたぁぁぁああ！！！
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