衝撃的過ぎる出逢い

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「んじゃあ龍之介はこっちの道だよな! 俺と莉乃は先に帰っちゃうけど、寂しくて泣いちゃったりするなよ★」 「泣かねーよ、バカ! ……莉乃、また明日な!」  俺はずっとフグみたいな顔をしている莉乃に声を掛けたが、莉乃は何も言わずにスタスタと歩いて行ってしまった。  大地もそれを追うように走って帰って行った。 「はぁ~……無視かよ」  まぁ明日には元に戻ってんだろ。あいつ気まぐれだし。  俺は心の隅で莉乃の機嫌を気にしながらも、本屋に向かって再び歩き出した。
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