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「お前らそんなに早く帰りたきゃ先に帰ってても良かったのに。俺帰りに本屋寄らないといけないからさ~」
「いいじゃん途中まで一緒で! 俺は龍之介と一緒に帰りたいぞ!」
いや、そんな真面目な顔で言われると照れますよ大地君。
「龍が一人にならないように待っててあげたんだから、感謝しなさいよね~」
やれやれ。
こいつらは本当に俺のことが大好きらしいな。
そんな他愛もない話をしながら、たらたらと玄関に向かい、下駄箱を開けた。
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