プロローグ:黒き星 降臨

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この世界の名は“ヴェノリウス”。 昼夜絶えず、“夢星”という星が、白い光りを宿らせて、流れている、不思議な世界。 ある少年は、その夢星を旅の途中で立ち寄った王国で眺めていた。 その時、一つの黒い水晶の星が、王国の外れに落ちて来た。 その水晶から、黒い長髪をたなびかせて、一人の男がゆっくり出て来た。 少年が、その男に注目していたその時だった。 男が発した、闇の波動が王国を包み、王国の人々も少年も、全て石化とかしてしまった。 男は、満足げに笑った。 そして言った。復讐だ、と。 世界に危機が迫っていた……
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