序章─屋上の災厄─

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「アキナ、お前に話があるんだ」 雪久が、真剣な表情で俺の顔を見つめる。 ……その瞬間、俺はここに呼び出された理由に気付いた。 いや、気付いてしまった。 「……俺……キオにコクった」 「………」 新浪季織(ニイナミ キオリ)。 「そしたら、アイツも俺のこと好きだって」 「……………」 俺の幼馴染み兼、俺の………。 「俺達………付き合うから」 俺の………好き、だった人だ。
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