しんさい・2
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ヒロトを助けに行こうとしたカオルは住民に抑えられ、説得された。 『ヒロトぉ、ヒロトぉ』 カオルは泣きじゃくった。 町は津波によって家屋が流され、食堂もわからなくなっていた。 相変わらず強い余震が続く。
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