しんさい・2

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余震の度にヒロトが頭をよぎる。 カオルは、もうヒロトはいない。 確信していたが、信じれずにいた。 『なんでよ、なんでおいてくのよ、ヒロトぉ』 地震から既に1時間近く経ったが、水は少ししか引いていなかった。
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