しんさい・2
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3月12日 カオルは一睡もできなかったが、かなり落ち着いた。 ヒロトを探すことにした。 町を見たカオルは唖然とした。 『な、なによ、これ、町は?町はどこに行ったの?ヒロトは?ヒロトは?』 一面泥と瓦礫しかない町は、想像を絶するものだった。
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