しんさい・2

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2時30分 再び勉強を始めた2人をよそに、地震は刻々と近づいてきます。 『ねぇ~ヒロト』 「ん~どうした?」 『明日土曜日だし、市内行かない?』 「そうだなぁ、俺も暇だし、行くか!」 『やりぃ!カラオケ行こ、カラオケ!』 「いいね!俺の美声に惚れんぞ!」 『あはっ!ありえなぁ~』 [ヒロト、俺ちょっくら買い出し行って来るわ] 「は~い」 ヒロトにとって、父親との最後のやりとりだった。
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