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この日は、1時に店を閉める日。
さっさと終わらせ、系列店の朝まで開いている居酒屋へ行く。
「お疲れ様」の乾杯をした後、とりあえず本題に入る。
「彼女と話し合ったん???」
智也「いんや。多分、今回は戻れんわ…。」
「何か前にも、こんなんなかったか?
また戻るんちゃうん?」
智也「いんや、俺からは連絡せんって決めてるから」
「はぁ???えらい頑固だな!!!」
そんな軽いノリ。
大して親身に聞くつもりも無かったし、
こういう事は、親身に聞いたとしても私には何も出来ないから意味がない。
無責任な事も言えないし、彼女の事も知らないから、結局の所、解決しない。
それなら、今を楽しく飲んで、マイナスを振り払ってあげるのが、大して深い友達でもない私が出来る事。
なんて言ってみても、本当は、自分が楽しく飲みたいだけ。
辛気臭くなるのは、家だけで充分。
表は優しくみせて、考えは、かなりの自己中っぷりな私。
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