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気付けばよかったんだ。お母さんの伝えたい事を。 だけどあたしには、そんな余裕が無かった。 「もう直ぐ救急車が来ます!しっかりして!」 あたしに駆け寄ってくれたおじさんが、野次馬の外から叫ぶのが聞こえた。 「救急車が来るよお母さん!」 あたしがそう言うと、お母さんは小さくこう言った。  
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