入学式

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「はあ~ぁ。眠いしだるい…俺今日から高校生か」 松井光(マツイヒカル) ある過去の出来事がきっかけで小学生以来友達はいない いないというか 作らないだな まぁ寂しい人生を送ってるわけ(笑) まぁ俺はそんな寂しい人生に慣れてるんだけどな そんな俺も高校生になった 身長は160センチと高校生にしちゃあ小さいが俺みたいなやつはコロコロいる。 とまぁ俺の説明はこの辺で 俺は今日が入学式ということで学校に足を進めてる 家から学校まで徒歩20分と近いところにあるため歩きでの登校だ そして学校に近づくにつれ同じ新一年生であろうにぎやかな声が聞こえてくる 「どうせ友達同士クラスが一緒だったから喜んで騒いでんだろうな。朝から元気な奴らだな」 そう独り言を呟いているうちに学校に着いて門をくぐると 「やっぱりな」 案の定昇降口の窓に貼ってあるクラス表の前で同じ新一年生が騒いでいた クラス表を見て 友達が同じだったらしく喜ぶ奴ら 仲のイイ友達は固まり別のクラスで1人取り残された奴ら いろんな奴らがクラス表の前で騒いでいた 「これじゃあ自分のクラスも見れないな。まっ俺からすればどのクラスだろうと関係ないけどな」 と言いつつも人だかりを強行突破していきクラス表の前に立った 「全部で4クラスかぁ…で俺の名前はと…松井…松井…。」 と自分の名前を探す 1組を見終わり… 2組を見終わり… 3組を見ていたとき 「橋村…橋本…平岡…平田…藤田…藤森…本田…‥。あった」 どうやら俺は3組らしい。 1年3組26番松井光 と書かれていた 「3組ね‥」 下駄箱で靴を履き替えて1年3組の教室に向かう が… 1年の教室がわからない為迷っていた なんせこの学校は県一広くてでかい学校だ 「やべぇ…完璧迷った…案内用の張り紙くらい貼っとけよな!」 誰もいない廊下で1人愚痴を言っていると 「ねぇ?キミ…」 誰か呼ぶ声が聞こえた
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